2006.03.14

片入母屋屋根(かたいりもややね)

妻の一面が切妻造りで、反対面が入母屋造りの屋根のことを言う。

2006.03.13

片台面(かただいめん)

熨斗瓦の片側に垂れのある台熨斗のことを言う。

2006.03.12

肩高(かただか)

瓦のねじれの呼称で「尻ばね」のことをこのように言うところがある。

2006.03.11

片流屋根(かたながれやね)

流れが一方向だけの屋根のことを言う。

2006.03.10

鰹面戸(かつおめんど)

簡略葺きの棟で桟瓦と台熨斗瓦との間に使用するもののことを言い、鰹節の形状に似ているところから呼称と思われるが「櫛面戸瓦」と言うところもある。
台土の表面を見せない働きの他に、積雪地区での台熨斗瓦にかかる雪の重みを支える土台の働きもある。
面土瓦には陸棟用と隅棟用とがあり左右がある。

2006.03.09

勝手(かって)

一般的には「都合のいいこと」の意味であるが、瓦関係では「覆せ勝手」・「差込勝手」等と言い、隅棟や谷に使用する三角形に切断された桟瓦や平瓦のことを言う。
隅棟用には隅の右勝手・左勝手があり、谷にも谷の右勝手・左勝手があり、「鱗(うろこ)」・「火打ち」と言うところもある。

2006.03.08

カッポン(かっぽん)

S形瓦の隅先に使用する瓦のことを言う。
カッポンとは通称で「隅棟止瓦」のことである。

2006.03.07

瓦当(がとう)

古代瓦の巴瓦や軒瓦に文字及び紋様が浮彫りされているもののことを言う。
この紋様等によって製作年代を知ることができる。

2006.03.06

角瓦(かどがわら)

軒瓦と袖瓦とが一緒になった瓦のことを言う。
軒瓦の形状の準じ「一文字角瓦」とか「万十角瓦」と言い、袖瓦の垂れ寸法にも準じる。
角瓦の利足寸法は軒瓦の利足寸法に袖瓦の手先寸法を加えた寸法である。

2006.03.05

蟹面戸瓦(かにめんどがわら)

箕甲を本葺掛瓦で葺くとき、掛巴瓦と掛巴瓦との間に使用する瓦のことを言う。
棟面戸瓦の代わりとして使用されることもある。