2006.02.22

家紋(かもん)

家の紋章のことを言い、軒瓦・鬼瓦・巴瓦等に紋様として使用される。
家紋には丸の枠のないものとがあり、この家紋の場合には旧家・名門等格式の高い家系が多く、紋様に丸をつけないようにしなければならない。
一般的な家紋は「丸に〇〇〇」と紋様の周囲に丸の枠がある。

2006.02.21

瓦落(がら)

瓦の破片のことを言い、「めがい」と言うところもある。

2006.02.20

唐草軒瓦(からくさのきがわら)

軒瓦の剣の所に唐草模様のあるものを言う。
「唐草」と言う名称が軒瓦が軒瓦の代名詞となっているところでは「模様入鎌唐草」と言うところもある。

2006.02.19

唐草模様(からくさもよう)

蔓草のからみやはう様子を模様化したもののことを言う。

2006.02.18

硝子瓦(がらすがわら)

ガラスで造られた採光用の屋根材を言い、粘土瓦の形状に合わせたものが造られている。

2006.02.17

唐破風(からはふ)

中央部が連続して起り、左右軒先(破風尻)に向かって水平近くになっている形状の破風のことを言う。
門に応用される場合を「唐門」と言い、軒に応用される場合を「軒唐破風」と言う。

2006.02.16

空葺き(からぶき)

瓦下に補強材や安定材を使用せずに葺かれたもののことを言う。

2006.02.15

カラーベスト(からーべすと)

化粧石綿スレート系の平形屋根材の製品名せある。

2006.02.14

唐様(からよう)

鎌倉時代以後、禅宗建築に見られる様式で禅宗様とも言う。
柱下に礎盤あり、長押がなく、貫(ぬき)で固め、柱上に台輪がある。
組物は詰物で、垂木は扇垂木の配置、火頭窓、桟唐戸、弓欄間等を用い、木鼻等細部の発達を見る。
これらの細部は後に和様にも影響する。

2006.02.13

瓦(かわら)

良質の粘土を成型し焼成した屋根葺き材のことを言う。
焼成方法・形状・寸法等種々の種類があり、建築物の意匠に合わせ使用される。
瓦には1,400年以上の歴史があり、わが国での改良・開発は他にないものである。
これも雨量の多いためと考えられる。
主なる産地には三州(愛知県)・淡路(兵庫県)・石州(島根県)があり、東北地方・関東地方・北陸地方・中部地方・関西地方・四国地方・九州地方その他各県で特徴ある瓦が生産されている。