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あうん(阿吽)

阿は口を開いて発する音声で言葉の最初、吽は口を閉じて発する言葉の最後である。
仏教ではこの二文字を全ての根元と窮極を現すものとして、前者を万物が発生する理念の本体に、後者をそれが帰着する智恵を意味するものとする。
所謂、阿は誕生であり、吽は悟りを意味すると言える。
鬼面及び獅子巴蓋瓦等に「阿形」・「吽形」の形状がある。
これらの形状の瓦を納めるとの考え方の一つに、仏教の教えに基づき「阿形」を向かって右に、「吽形」を左に納めることがある。

おにがわら(鬼瓦)

本来は鬼面・獣面等の呼称であったが、現在では棟の端に据えられる装飾瓦の総称である。
使用場所により形状・大きさ等に種々とある。