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あしつきおに(足付き鬼)

鬼瓦の頭の部分と足の部分に分かれているもので、「三つ組」とも言われる鬼瓦のことである。

いちのおに(一の鬼)

隅棟に鬼瓦を二個使用し稚児棟を付ける工法の場合、稚児棟の先にある鬼瓦を言う。
この鬼瓦のことを単に「隅鬼」又は「稚児棟鬼」とも言い、次に使用する鬼瓦を「二つ鬼」または「二の鬼」と言う。

いちもんじおに(一文字鬼)

鬼瓦の下端が一文字(直線)に造られた鬼瓦のことで、「降り鬼」のことを言う。
又隅鬼の下端に隅巴瓦のための繰りのないものをも言う。

えびすだいこく(恵比寿・大国)

七福神の中の神ことで、商売繁盛・財福をもたらす神々として信仰されているところから、鬼瓦等に付けたり、置き物として造られる。

えぶりおに(柄振鬼)

寄棟屋根の陸棟の両端に副えられる据えられる鬼瓦のことを言い、高さに対し幅寸法を狭く造られた鬼瓦を「東鬼(あずまおに)」・「寄棟鬼」と言う。
柄振鬼を据える角度は、屋根の勾配及び大きさによるが、一般住宅では「1寸返し勾配」内外とすることが多い。

えぶりだい(柄振台)

柄振鬼は寄棟屋根の小平の勾配のある所に据えるため、鬼瓦の下に台が必要となる。
この台を柄振台と言い、熨斗瓦を積み柄振台の代わりとすることが多い。

おにがわらだい(鬼瓦台)

柄振鬼や唐破風の鬼瓦等を乗せる台を言い、「柄振台」といわれるものである。
他にも、跨ぎ鬼や降り鬼にも使われる場合もある。