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いりすみ(入隅)

瓦関係では二つの屋根が交わる所にできる谷のことを言う。
出隅に対する言葉であり、「内隅」とも言われる。

うつぼがわら(靱瓦)

谷部分を瓦で納める場合に使用される瓦を言う。
谷に瓦を使用する場合には、谷の勾配を計算しておかなければならない。
谷の勾配は屋根の勾配に0.707を乗じて求めることができる。
例えば5寸勾配の屋根にできる谷の勾配の計算は「5*0.707=3.535寸」で、谷の勾配は3寸5分強となる。
この勾配を基に雨水の流れを推測し、靱瓦の重なり等を考慮しなければならない。

うろこ(鱗)

三角形に加工された瓦で隅や谷の際に使用される桟瓦を言い、「勝手」と言われる瓦のことである。
又敷瓦や貼り瓦をう鱗貼りする場合の端に使用する三角形の瓦等のことをも言う。