屋根瓦接着剤「ポリフォーム」が紹介されていました。大和製瓦株式会社
屋根瓦の留め付けは、昔々は葺き土だけで留めていました。
その後、瓦桟を打ち、その桟に引っ掛けて更に釘を打って留める、引掛け桟葺き工法へと。
やがて葺き土は使用せず空葺きへと変わってきました。
瓦自体も、安定駒を付けたり、接合部に突起部を設けて固定する「防災瓦」等も出てきて、瓦のガタツキはかなり無くなってきました。
しかし、それらとは全く違った工法、発泡ウレタン接着剤により瓦を面で接着させる工法もあります。
それが、ポリフォーム工法と呼ばれる工法。
屋根施工業者の方々には広く知れ渡っている工法ですが、一般消費者の方々にはまだまだ浸透していないし、何分施工費が若干高くなってしまう工法でもあります。
そんなポリフォーム工法が、今朝のTBS「みのもんたの朝ズバッ!」で紹介されていました。
前回の記事に続いて「朝ズバッ」ネタです。
まずは、その内容をご覧ください。
ポリフォームさんのホームページにリンクしております。
昨日、埼玉・千葉で発生した竜巻およびその被害を受けての放送内容だったのです。
確かに、この工法で施工すると瓦のガタツキは殆ど無いですし、震動実験や風洞実験によってもその接着力は実証済みです。
そして、施工の手間もかなり軽減されます。
こちらは、その施工状況の動画です。
どうです、結構簡単に施工できるでしょ?
こんなもので大丈夫なのか・・・と思われるかも知れませんが、これが中々どうして結構な接着力で、施工後約5分で硬化するほどの速乾性もあるので、作業効率も良いです。
おまけに、軽量なので建物への負担も少ないですし、野地の釘穴も出来ません。しかも、発泡ウレタンなので、断熱効果もあるのです。
問題はコストの面だけですね。
ただ、今回の竜巻のニュース映像を見ていて感じたのですが、屋根瓦だけでなく、屋根(野地)ごと吹き飛ばされている建物もありましたね。
いくらしっかりと屋根瓦を留め付けていても、屋根(野地)ごと飛ばされちゃ仕方ありません。
屋根瓦の留め付けもですが、建物(躯体)も少し費用が掛かったとしても、丈夫なものを作らないといけないのでは?
地震の被害のときにもありましたよね、建物が潰れているのに屋根だけしっかり残っているのが・・・
出来上がってしまうと目に付かないし、一見しただけでは気が付かない部分ですが、しっかりとお金を掛けてください。
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