11月29日、毎年行われる大阪府の組合の現場見学会に行ってまいりました。
スケジュールがタイトなので、いつもより早い朝8時に大阪(難波)からバスで出発。
本日の予定は、まず「姫路城」を見学、その後姫路城の隣にある「姫路城西御屋敷跡庭園好古園」にて昼食とお庭の見学、最後に「念佛宗三寶山無量壽寺」を見学というルートです。
★国宝姫路城大天守保存修理工事
鹿島建設株式会社、株式会社神崎組、立建設株式会社のJV(共同企業体)により施工されています。
工期は2009年(平成21年)10月より概ね5年間の予定。
修理の内容は、屋根瓦葺き替え・漆喰塗り替え・木床他改修・床耐震補強です。
姫路城は国宝であり世界遺産でもあるので、その価値と、大規模な改修の啓発とPRという観点から、修理状況は原則公開され、見学者に匠の技を見せることができるよう、「天空の白鷺」という見学ブースが設けられています。
設置されたエレベーターで一気に8階へと昇ると、様々な展示物があり、同じ目線に天守閣が望めます。
残念ながら瓦工事は数日前に終了していて、屋根面の漆喰工事も最下層を残すのみとなっていました。
「播州皿屋敷」に出てくるお菊縁の「お菊井戸」
★姫路城西御屋敷跡庭園好古園
こちらで昼食をいただきましたが、姫路公園(姫路城)内にある日本庭園なので、お庭を見学。
紅葉が綺麗でした。
園内には茶室もあり、池には錦鯉が250匹も。
★念佛宗三寶山無量壽寺
こちらは、仏教系浄土門の単立宗教法人で、兵庫県加東市に所在。
案内していただいた方のお話によると、敷地面積は55万坪で東京ドーム50個分だとか。
一通り案内していただくだけで3時間30分要するのだと。実際それだけの時間が掛かりましたが、それでも全ての建物を回ったわけではないです。
一言で言うならデカい。何もかもがデカい。
駐車場から向かうと、こちらの南門から入場します。
こちらは総門の内側。
山門です。デカいです。柱の前に立っている警備員さんがアリンコのよう。
両側に仁王像(檜)が二体。当然「阿」と「吽」です。
総門から山門を経て本堂へは約1.2km、標高差50m、階段が260段ほどあります。
こちらが本堂。世界最大で、高さは51.5m、18階建てのビルに相当。
使用されている平瓦は1尺7寸(約51cm)で、巴瓦の巴の直径は1尺(約30cm)。
ギネスに認定された鬼瓦は、高さ9mで幅8.8mで文字通り世界一の大きさです。
他にも、鐘楼、八角堂、五重塔、大講堂(収容人員2,000名)、五百羅漢像等々、数多くの建造物があり、そのどれもがとてつもなくデカい。
装飾や像等の彫刻物は、中国の人間国宝と言われる中国工芸美術大師の仏師が製作し、五重塔の装飾は、韓国の人間国宝にあたる方が彩色されたのだとか。
念佛宗三寶山無量壽寺のページ
以上、一部の写真のみしか掲載できませんでしたが、それぞれ写真集に多くアップしておりますので、よければそちらもご覧ください。
■姫路城大天守保存修理工事@兵庫県姫路市の写真集
■念佛宗三寶山無量壽寺@兵庫県加東市の写真集
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